屋 久島クルージング 9
  

5月24日 5時土佐清水出航する、足摺岬を回る頃はローリング激しいも其れ以後潮に乗り7ノットキープ、四国沖は風向が絶えず変わり又後ろ斜めか らのうねりで船は大きく揺れている。11時間かかってやっと室津に着く、いつもの漁船の間に泊める。着いて間もなく太陽丸の船長さんからお風呂に入りに来 る様電話がある、早速お邪魔すると(わしもう帰るきに)と発電機の止め方と部屋の鍵を渡されて帰ってしまった。私達だけでのんびり大きな作業船のお風呂に つかり、洗濯をし、久しぶりにテレビを見たりしてヨットに戻りました。

5月25日 3日後には低気圧が近ずくので、それまでには那智フィッシャリーナに着きたく、紀伊水道を横断して和歌山の周参見に向かう予定でした。 早朝から東の風が強く、漁から帰った漁師さんに尋ねると、この強風で室戸岬を東に向かうのは無理と言われあきらめていましたが、10時頃より風も収まった のでオーバーナイトで志摩まで帰ることにする。波の状態は相変わらず悪くパンチングの連続、なんとか室戸岬をこすと潮に乗り最高9ノットまで艇速が上が る。紀伊水道の真中あたりを過ぎた頃から夜となり、東風も強くなつてきた、なにも見えない真っ暗闇の中で突然白波がヨットを横倒しにする回数が多くなって きた、デッキは海水が川のように流れている。艇速も時々3から4ノットに落ちるようになってきた、これでは潮の岬を越すことは不可能と判断して周参見に入 る事にしました。夜間の入港は始めての事でしたので心配していましたが、港入り口の灯台は数マイル先から確認出来、又近ずくと赤、オレンジ、白とゆっくり 色の変わる道標灯が確認されこれを41度に入ると無事入港できました。真っ暗闇のなかでヨットを岸壁にとめるのには、いつもの2倍以上時間がかかりまし た。昼におにぎりを1つ食べただけでしたが、すっかり疲れてパンを少しとミルクティを飲んだだけで寝てしまいました。

5月26日 朝起きて直ぐ外防波堤に登って外海の様子を見る、波の状態は昨晩より大分収まっている様子。 明日は低気圧が近ずき大荒れとなるので、なんとしても今日中に那智まで行きたい。7時30分出航する、潮の岬に近ずくとうねりも大きくなり時々大波を被る が昨夜に比べればたいした事は無い。ローリングも大きくなるが無事潮の岬を廻り、大島を過ぎる頃になるとうねりも収まってきた。1時15分那智フィシャ リーナに着く、予定どうりここで低気圧をやり過ごす、やれやれでした。

今回のクルージングは事のほか波の状態が悪く、いつも両足両手でふんばっていましたので腕の良いトレーニングになりました、しばしば指がつって困り ました。やっと後ワンレグ残すのみとなりました、やれやれです。こえから丹敷の湯に入りに 行きます。 

  
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