本州・北海道一周 第5報





5月6日
朝から雨、バスに乗って50分JR福岡駅まで行く。近くの郷土歴史博物館にて岩佐又兵衛と俵屋宗達の2人展をやっていたので見に行く、江戸時代の絵物語や 書を堪能する。帰りイタリアレストランでランチ、金沢城のお堀を眺めるロケーションの良いお店でした。夕食はヨットから直ぐ近くの鷹巣荘にて定番のてんぷ ら定食と刺身定食、各1200 円で美味しかったです。お風呂に入って帰ると烏賊釣り船が帰ってきたので停泊場所を移動する。

5月7日
7時鷹巣港出航、風は正面から15ノットで軽いパンチングあるも8時間あまりで金沢につく。保安庁の船だまりに泊めさしてもらう、夕方根室の山崎さんから 電話があったと言い地元の小阪さん来艇、コーヒーブレイクしながらヨットの話で盛り上がる。

5月8日
早朝小阪さん能登半島付近の衛星写真を持って、これから入る港の説明をしてくれる、本当にあり難い。7時金沢出航するも斜め後ろからのうねりと波でローリ ング激しく、5時間あまりですがとても疲れました。漁港にて洗濯機かりて洗濯、、近くの富来温泉に行く、65歳以上200円と始めて恩恵を受けましたがう れしいような寂しいよな。。。。

5月9日
7時富来出航すると間もなくオートパイロットにエラーが出る、コントローラーとドライブの接続不良と言う、早速コックピットロッカーにもぐり点検するも異 常が無い。家内が前にトラブルがあったとき、、矢印のスイッチを押したら直ったよと言うので、試しに押してみるとエラー表示が消え元に戻りました。いつも は物忘れがひどい家内ですが、もうアルツハイマーとは呼べません。岬を過ぎる頃より真後ろからのうねりと強風、時々ブローで35ノットオーバー、メイン2 ポのみで9ノットの艇速、3ポにしても7ノット少し出る。ローリングが少ないので肉体的には楽でしたが、ワイルドジャイブし易いのでハンドリングには神経 を使いました。メインのピークのボルトロープが1m位はがれてしまい収納に苦労しました、8時間かかって狼煙港に着く。

5月10日
今日は低気圧の通過で海は大荒れとの予報でしたので、歩いて15分の録剛埼灯台に行く、ドイツ製のレンズを使った中々立派な灯台でした。午後3時頃より北 風が強まりヨットは激しく揺れ始める、夜になっても風は強まるばかりでロープの軋む音とフェンダーが岸壁にぶつかる音で殆ど眠れませんでした。

5月11日
朝みるとロープが一本切れフェンダーの一部が壊れていました、風は収まってもヨットの揺れは止りません。イカ釣りの漁師さんもこんな悪い港は無いと言って います、多少無理しても昨日七尾ベイマリンに行くべきでした。今日は未だ波も高く強風が吹き募っています、中々ここから逃げ出せません。

5月12日
風は収まってもヨットは未だ大きく揺れています、やっと出航です狼煙港で泊まっているより走っているほうが静かで安定しています。小口を通って間もなくベ イマリンの川崎さんが船で迎えにきてくれました、6年ぶりにお会いする川崎さんの笑顔に接し2日間の苦労も吹っ飛びました、夕方には和倉温泉の総湯まで車 で送っていただきました。温泉に入って心身共に疲れがとれました、しばらくここで休養したいと思っています。

写真 禄剛埼灯台と狼煙港のセレナ
TOP
本州・北海道一周
第1報
第2報
第3報
第4報
第6報
第7報
第8報
第9報
第10報
第11報
第12報
第13報
第14報