本州・北海道一周 第6報





5月13日
午前中破れたフェンダーの修理、家内は船内の掃除と大洗濯。午後川崎夫妻ドライブに誘ってくれる、先ず花嫁のれん展を見に行く、明治時代の古いものから現 代の物まで美しい暖簾が飾ってある。能登島に渡りガラス美術館に行く、中国は清朝時代の古いものからピカソ、ダリ等のデザインしたガラス彫刻、現代の作家 による新しいガラス作品等を見て、今までのガラスに対するイメージが変わりました。夜は幸寿司にて美味しい地元の魚介類を頂く、特にアカニシは始めて食べ ましたが食感はサザエに似て美味しかったです。食祭市場ではお祭りに使う山車の車輪を見ましたが直径2m以上の木製の巨大なものでした。地方によって珍し い山車があるものです。

5月14日
イカ釣り船の黄色のフェンダーを買いに連れて行ってもらう、12個ばかり買ってきて午後はフェンダー作り、見よう見真似でなんとか出来あがりました。夕食 は評判の良い近くの割烹1歩ですます、海鮮サラサ,豚バラ生姜焼き、てんぷら定食を注文。

5月15日
7時川崎さん親娘の見送りを受けて姫川港向け出航、姿が見えなくなるまで岸壁で見送ってくれる、思わずジンと来ました。三重を出航以来初めて寂しさを覚え ました。途中より真後ろの風となり波も2mくらい、風も25ノットオーバーとなりローリング激しくなる。やっとの思いで着いて泊めようとすると、漁港へ行 けと言う、漁港で泊めて良いと言われた場所は狭くてとめれない、あきらめて次の港へと思っていましたが大きな台船に横抱きをお願いする。台船の方は親切で テレビを見に来なさい、お風呂に入りなさいと言ってくれる。この港はオーミセメントが独占していて台船も苦労しているとのことでした。公共の港を自分達だ けで独占しているセメント会社のバカヤローと思わずどなってしまいました。

5月16日
7時出航,柏崎に向かいます、途中台船の方達と行き会い、又お出でと手を振ってくれました。6時間ばかりで柏崎マリーナに着く。夕方吉川さん来艇コーヒー ブ レイク、彼も西まわりで日本を半周しているので共通の話題が多く時間のたつのを忘れました。

5月17日
吉川さん迎えに来てくれ、木村茶道美術館に行く、ここでは家内時価1000万円の茶碗で抹茶を頂き大感激。又ここの庭園は紅葉の頃はすばらしく大勢の人が 訪れるとの事。吉川さんの自宅に招待されお風呂、洗濯、夕食をご馳走になり、出航以来初めて畳の上で寝させてもらいました。

5月18日
マリーナのエンジニアの方に発電機オイル洩れ直してもらいました、これでやっと発電機が使えます、感謝、感謝。職員の丹藤さん会報に載せるためセレナの取 材に来る。

5月19日
朝から雨、佐渡の小木港に向かう、途中で雨も上がり日が射してきた。小木港では榎谷さん迎えに出てくれる、佐渡名物たらい船の直ぐそばの岸壁、1日中佐渡 おけさが鳴っている。

5月20日
レンタカー借りて先回行けなかった佐渡金山を見に行く。リアルな人形が作業している様は劣悪な環境のもとで、一寸気の毒な気がしました。コインランドリー で洗濯、その間に佐渡歴史博物館を見学、スーパーにて買い物をして帰る。夕方榎谷さんヒラメの刺身を持ってきてくれる。

5月21日
久しぶりの穏やかな晴天、自転車を降ろしてサイクリング、まず矢島経島に行く、このあたりの海の色はとても綺麗。次に千石船の係留杭のある宿根木を訪問、 郵便局で孫の賢吾に竹こば郵便(木で出来たはがき)を出す。ここで偶然榎谷の奥さんに行き会う。夜は榎谷さんの自宅でソバを打ってくれ,夕食をご馳走にな る。

写真は佐渡金山と宿根木海岸

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