本州・北海道一周 第3報





4月23日
朝より強風吹き荒れている、バスに乗り定番の川棚温泉に入り瓦蕎麦を食べる。40分ばかり歩いてスーパーに買い物に行く途中、珈琲焙煎と書かれたお店を見 つけ立ち寄る。陶器に囲まれた居間でコーヒーを頂く、コーヒー卸の店だけあって美味しかった。夜、2年前にここで行き会ったヨット平和の平田さん、風呂に 誘いに来てくれる。コーヒーを淹れてお互いの沖縄クルージングの話で盛り上がる。

4月24日
室津7時出航、平田さん見送ってくれる、波も穏やかで14.00萩に着く。ここのスタッフの方皆さん親切ですが係留料金2日で一万円は一寸痛い。お向かい のシーサイドパレスにて入浴、夕食もステーキ定食、刺身定食を頂く、どちらも1500円でまあまあでした。

4月25日
発電機のオイル洩れが気になりプロに見てもらう、オイルパンのドレーンコック付近から洩れている様子、発電機を吊り上げないと修理できない模様、今後オイ ルチェクをこまめにして使わねばなりません。午後萩観光に出かける、くるりんバス(何処まで乗っても100円)に乗り萩城址、歴史資料館、藍場川の風情あ る家なみを散策し、最後に吉田松蔭神社を参拝し孫への受験のお守りを購入する。帰りタクシーの運転手さんが東光寺をを見ずに帰ってはいけないと言われ立ち 寄る。建物は中国様式を取り入れた神仏混合の寺院で、なかに鳥居があり毛利氏の墓地で家来、一族の寄進した灯篭が500基整然と並ぶ様は見事でした。

最後はワンマン電車に乗り港近くまで帰る。有意義な一日でした。余談ですが漁師さんの話では秋から冬にかけて萩近くでは、巨大マグロの竿による一本 釣りが盛んで、品質管理が良いので築地あたりで大間のマグロに化けるそうです。

4月26日
7時萩出航浜田に向かう、日本海の波は波長が短く2m程でもバウが激しく左右に振られ、両手で掴まっていないと振り落とされそうになる。6時間揺られっぱ なしで浜田に着く、漁協の販売課長さんからカマスの一夜ずけ、ゆで立てのタコ、あさり等を頂く。

息子さんが都市部の大学を出て彼女が出来、こちらに戻って来てくれないと嘆いていました。何処でも女性が強くなり同じような話を良く聞きます、小さ な町の過疎化はまだまだ進みそうです。家内は漁協の洗濯機を借りて大洗濯で大満足のようです。

4月27日
7じ30分浜田を出るも相変わらず2m強の波、しかし今日は風が有るのでメインが波を押さえてくれ、ピッチングのみで3時間で温泉津に着く。その名の通り 温泉で有名な古い家並みの続くひなびた町です。温泉は湯治場風の古い温泉です、料金も300円と格安でした。一週間まえに開店したと言う内蔵丞(くらの じょう)にてコーヒーブレイク、シックなインテリアでコーヒーも美味しかった。午後隣に広島からのヨットが停泊する、明日はおきのしまに行く予定。

4月28日
温泉津7じ出航、昨夜からの強風のせいで2.5mのチョッピーな波が立っている、時々激しくローリングするので両手両足を踏ん張っていないとバランスを失 う。4時間ばかりでしたが疲れ果てて大社に着く。出雲大社まで歩いて15分余りと言われ出かけましたが、50分かかってやっと本殿に着く。航海の安全を 願って参拝する、2拝4拍手1拝というお参りのし方でした。入り口の巨大〆縄には圧倒されました。ハウステンボスからヨットを回航中の福元さん、昨夜は サーフィンして19ノット出たそうです、さすがプロのヨットマンとても真似はできません、夕べの内に追い越さ れたようです。

4月29日
今日は境港へむかいます、マリーナの入り口は分かりずらかったが、7時間30分かって無事入港、大勢のヨットマン達が舫を取ってくれました、鳥取外洋帆走 協会の方達は皆さんとても親切です。

ここでのお話は第4報で

写真は喫茶内臓丞でのコーヒーブレイクと出雲大社の大〆縄。

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